2011年03月22日
3/6 大文字山のナラ枯れ
3/11 東日本大震災
小学生の頃におこった阪神大震災の記憶が蘇る。
自然の脅威を遠い大阪からではありますが
改めて目の当たりにしています。
今回の震災が起こる少し前
京都へ行ってきました。
こちらも自然の脅威を目の当たりにした1日。
銀閣寺前に流れる川。
今日は244っさん、SM姉さん親子、環境大臣と共に
京都へやって来ました。
集合場所に到着するまでに
蔵を改造して作られたと思われる
手ぬぐいの品ぞろえがやたら良い店にはいる。
244っさんはアジのひらきの柄が入った手ぬぐいを買っていた。
僕は結構手ぬぐい持ってるのでスルー。
早めについた僕らは皆が集まれぶらりぶらり。
そうこうしてる内に人も集まり出発。
ナラ枯れ防除 蟷螂の斧会
守田さん
ナラ枯れについての説明がはじまる。
守田さんが指さされている方向にある
ビニールに包まれた中身の正体は
ナラ枯れになってしまい、切られた木です。
根っこもこのようにおおわれています。
国有林はこのように透明の
自然に還らない素材の分厚いビニールに覆われている。
対して↓民有林は
半透明の薄い、分解する素材のビニールで覆われている。
自然に還る薄いビニールをガムテープで継ぎ接ぎながら。
さて?
ナラ枯れの駆除という観点でみるとどちらが良いのでしょうか?
ナラ枯れがかなり深刻になって立てられたという看板。
数百万も使って。
深刻に警鐘を鳴らしていた人を無視して
もう手遅れに近い段階になってこの看板。
バカか。
知ることで苛立ちを覚える。
知らなかった自分と知っていたのにこうした人に対して。
ただの手すりに見えますが
別名
発がん性物質が多く含まれた塗料が
べったり塗られているらしい手すりです。
木なのに妙にへたりの無い木。
みなさんお気を付けください。
良いタイミングで説明+小休止
木の墓場
この写真では街が見えますが
以前は木が生い茂り、この位置から
街を見渡すことが出来なかったようです。
葉っぱがある木はナラ枯れにより枯れている証拠。
本来この時期には葉っぱは残りません。
枯れている葉が残っています。
ここも。
この木もです。
木の周りにピンクのランジェリー
ではありません。
ピンクのテープが巻かれた木
=(イコール)
死の宣告を受けた木です。
いずれ切り倒されビニールに包まれしまう木。
説明を聞きながら足を進めると
火床に到着。
大文字の「大」の火がついているいるところです。
ここは「大」の中心部。
中には入ってはいけません。
神聖なる場所とされているようです。
ここで昼食タイム。
僕ら以外のみなさんはお弁当でしたが
僕たちはバーナーを使って調理していたため
ちょっと急ぎ足で昼食
SM姉さんの娘、いちごちゃん手作りの
スコーンの写真が撮れなかった。
いちごちゃんまた頼むw
景色が良いこの場所。
でも
上から見るとナラ枯れにより枯れた木がよくわかります。
さて先ほどあったビニールの違いがありましたが
自然分解するビニールではこのように破れてしまい
そこから虫が出て行ってしまうので意味が無いようです。
水にぬれガムテープが剥がれているやつもよく見かけました。
ナラ枯れにより落ちてきた枝。
同じような種類の木の枝が落ちている場合は
その他にも近くにナラ枯れにかかってしまっている
木がある可能性があります。
もしかしたらハイカーの上に
落ちてきてしまうこともあるかもしれません。
昨年の大文字の送り火では
例年の火力の半分ぐらいに抑えたようです。
理由は、ナラ枯れにより枯れた木が周りに多く
もし燃え移ってしまったら大変なことになるからです。
おそらく今年も見れるでしょう。
夏なのに早くも紅葉したかのような木々を。
京の街から大文字山を見てください。
紅葉したかのように枯れています。
まずは知ってもらわないと始まらない。
そう思いました。
Posted by Syku at 23:39│Comments(0)
│比叡山/京都北山山系
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